琥珀は古代の土地の様子、生物の様子を伝えるタイムカプセル
今回の発見では、琥珀の中のアンモナイトをX線検査し、非常に高解像度の3D画像の作成にも成功している。
これらの解析により、このアンモナイトはプゾシアという種類の幼生であったと推測されている。
死んでいたとはいえ、琥珀に封入されたアンモナイトというサンプルは非常に貴重で珍しい。この琥珀からは、今後も他に多くの発見をもたらしてくれるかもしれない。
アンモナイトは深海100メートル以上でも生息できたと考えられている。そんな生き物が死骸とはいえ、形を保った状態で森の樹液に包まれたとは、古代のダイナミックな土地の変動には驚くばかりだ。