9.ブラジルの「毒ヘビ島」
ブラジルはサンパウロ付近の海岸からおよそ25マイル(約40キロメートル)離れた場所に、その「ケイマーダ・グランデ島」はある。この島は、地球上で最も「毒々しい場所」の1つとして知られている。
なんとこの島、大量のヘビのすみかとなっているのだ。それもただのヘビではない。そこには、最強の猛毒ヘビとして名高いゴールデン・ランスヘッド・ヴァイパーをはじめとした毒ヘビがところ狭しとせめぎ合っているのだ。
1平方メートルにおよそ1匹のヘビが生息しているため、ほとんど逃げ場はないと言っていいだろう。そしてゴールデン・ランスヘッド・ヴァイパーの毒性は半端ではなく、噛まれた瞬間に楽になることができる。
島に足を踏み入れることは政府によって禁止されているが、政府とブラジル海軍の許可があれば訪れることが可能だ。この島が「毒ヘビ島」となった要因については諸説あるが、一説によれば、海賊が財宝を隠すために毒ヘビを放ったとも言われている。非常に少年心をくすぐる話ではあるが、バカなマネだけはしないようにしておこう。