Point
■オーストラリアのシンクタンクが、2050年までに人類文明が崩壊するシナリオを分析した文書を発表
■文書は気候変動に関するもので、2050年までの温暖変化を摂氏1.5度以内抑えることが必須だという
■もし3度以上高くなっていれば、地球温暖化を止めることができなくなる
な、なんだってー!!!
人類滅亡へのシナリオを分析した文書が、オーストラリアのシンクタンク「Breakthrough National Centre」によって発表された。
文書によれば、早急に気候変動に対処して、2050年までの地球温暖化を摂氏1.5度以内に抑える必要があるという。
もし2050年の時点で3度以上地球の全体気温が上がっていれば、人類の文明は終焉に向かうという内容だ。
文書の詳細は、下記リンクより閲覧することができる。
https://www.breakthroughonline.org.au/papers
2050年までに3度を越えるとアウト
文書は気候変動に関して「人を含む地球上の生命体および将来期待される文明の発展を、永続的に崩壊させる危険性がある問題だ」と結論づけている。
この危機を回避する方法は温室効果ガスの人為的な排出量を減少させ、ゼロ・エミッション産業をいち早く構築することだ。
期限は2050年となっており、その時点で地球の平均温度が3度以上高くなっていれば、もう温暖化を止めることが不可能になるという。
もし3度を越えた場合に地球上で起こる異変は以下だという。
・サンゴ礁やアマゾンの熱帯雨林、北極などを含む多くの生態系が崩壊の危機に
・その後10億人以上が強制的に移住を余儀なくされ、さらに20億人が水不足の問題に直面する
・亜熱帯地方において農耕が不能になり、世界的な食糧生産の危機に陥る
ここまで深刻化すると、次に起こるのが人間性の崩壊だという。アメリカや中国などの大国で内部分裂や紛争が起こり、これまで築き上げてきた国家や法の秩序が崩れ去るのだ。
こうして文明が崩壊し、人の住めなくなった場所が地球上に広がることで人類は滅亡の一途をたどることになる。
文書を作成した元オーストラリア防衛長官のクリス・バリー氏は「第二次世界大戦時のように世界中の国民が総動員して、今度は温暖化を止める産業を作り上げなければならない」と話す。
手遅れになる前に、今度は戦争ではなく、世界中が一体となって協力することで地球を守らなければならないようだ。
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/15129