Point
■デンマークの港で、鼻先にクラゲを乗せてお手玉のように放り投げて遊ぶイルカの姿が撮影された
■イルカは同サイズの動物と比べ、5倍近く脳が大きく、人間同様知的で遊び心のある生物だ
■この行動も、彼らの独創的な遊び心が生んだ行動であると考えられる
頭の良さで知られるイルカですが、
デンマークの港で撮影されたもので、驚いたことにイルカはクラゲを鼻先に乗せ、放り投げて遊んでいます。
イルカは知性の発達した生き物として知られており、同サイズの動物たちと比べると4から5倍も脳のサイズが大きいと分かっています。
クラゲからしたらたまったもんじゃないし、「なんでこんなことを?」と思わなくもないですが、おそらくイルカにとっては「楽しいから」という以外に理由は無いだろうと考えられています。イルカは非常に創造的で遊び好きな動物なのです。
私達が子供の頃、通学路を手頃な小石を蹴りながら帰ったり、影になった場所だけ踏みながら帰るなど、即興でルールを作って遊んだのと同じ様な原理なのかもしれません。
そうやって彼らは手持ち無沙汰な気分を解消するため、即席の遊びを考えて楽しむ能力を持っているのです。
イルカのこうした特殊な行動は、他にも色々知られていて、膨らんだフグをつついている姿が撮影されたこともあります。
この行動は、フグ毒による酩酊状態を楽しんでいると分析されています。驚いたことに、イルカはドラッグ遊びでハイになることさえ楽しむアウトローなのです。
さすがにやんちゃすぎる気もしますが、イルカのこういうところも親近感を抱いてしまう理由なんでしょう。
しかしボール代わりにされるクラゲにしてみれば、たまったものではありません。
それとも、ひょっとするとファインディング・ニモの世界のように仲良く遊んでいるだけなのかも?
クラゲ「俺、空に浮かんだら雲になれる気がするんだよ。ちょっと高く放り投げてみてくれよ」
イルカ「まかせとけ」
…みたいな感じで。