- 1日3食のうち昼食を一番多く食べた方が、ダイエット効果が高いことが判明
- 昼食を多く摂ることで、インスリン感受性が大幅に改善され、糖尿病を防ぐ効果も見られた
“Eat breakfast like a king, lunch like a prince, dinner like a pauper.”(朝食は王様のように、昼食は王子のように、夕食は貧民のように食べなさい)という格言を聞いたことはありますか?
この食事法が、一箇所修正を加えるだけで、健康やダイエットに役立つことが科学的に証明されました。
「何を」食べるかよりも「いつ」食べるかが重要である可能性を示した論文が、「American Journal of Clinical Nutrition」に掲載されています。
ダイエットだけでなく糖尿病予防も
研究チームは、18〜45歳のダイエット中の女性被験者を対象にある実験を行いました。2つのグループに振り分けられた被験者は、グループごとにカロリー配分が異なる食事を朝・昼・晩4ヶ月間摂取しました。一日の合計摂取カロリーはどちらのグループも同じでした。
その結果、3回の食事のうち昼食を一番多く食べたグループ(約5.7kg減)は、夕食を一番多く食べたグループ(約4.3kg減)と比べて約1.4kg多く減量に成功しました。また、前者にはインスリン感受性の顕著な改善が見られ、この食事パターンには糖尿病予防の効果もあることが判明しました。