礼拝堂の床下から「女性の骨」?
女性のものと思われる骨が見つかったのは、アトス山にあるパントクラトル修道院の礼拝堂です。修復作業をしていたチームが、礼拝堂の床下から数多くの人の骨を見つけました。
そのほとんどが丈夫で屈強な男性の骨でしたが、その中に、サイズや形状が女性のものと思われる骨がいくつか発見されたのです。
そこで修繕チームは、国立科学研究センター「デモクリトス」のLaura Wynn-Antikas氏に骨の分析を依頼しました。
Antikas氏によると、発見された骨は少なくとも7人分と特定されており、他の場所から礼拝堂下に移動させられていたそうです。移動の理由は不明ですが、丁重に扱われたいた様子から、埋葬された人物たちはとても重要な存在だったことが考えられます。
また同氏は「仙骨やスネの骨、前腕のサイズや形状が女性の特徴にとても近い骨がある」と話します。しかし、DNA分析がまだできておらず、サイズと形だけで断定することはできないようです。
結果次第では、アトス山に埋葬された初の女性となるでしょう。