浮かび上がった「猫の羽模様」
3Dスキャンによって、石碑には、渦巻き、円形などの特徴的な模様が彫られていることが判明しました。
加えて、石碑には「猫の羽模様」と呼ばれている神に関連する模様が描かれており、その模様から、石碑が西暦前200年から西暦200年の間に作成されたことが判明しました。
ペルーの他の考古学調査によると、その当時は「猫の羽模様」が人気だったようです。
この彫刻は神との関連性を示しており、石碑があった場所は非常に神聖な領域だったと予想されます。
石碑は局所的には見られない堆積岩です。当時の人々は、1トンもあるこの岩を他の場所からジャングルの奥地へと運んできていました。大人数による共同作業でなければ成し得ないことでしょう。
多大の努力によって石碑を設置し、その場所を神聖な領域としたのです。
今回の研究者チームは、Artec 3Dスキャナーが考古学的発見をサポートできることを実証しました。考古学情報の記録と保管が容易になったので、さらなる調査のための遠征も決定しているようです。