画像圧縮による劣化
スパイ映画などを見ていると、監視カメラは撮影された映像を常に誰かが監視しているようなイメージを持ってしまいますが、実際は誰にもチェックされることなく撮りっぱなしで長期間放置されます。
24時間録画を続ける基本的なカメラは、1日で約1テラバイトのデータ容量を消費します。それを数十から数百も数週間保存すると、とてつもないデータ容量を消費することになります。
大抵の企業は1~2日で記録を削除して上書きしますが、イギリスでは利用者の多いロンドン駅の映像を28日間も保存しています。
そのため、かなり画質を犠牲にして撮影データを圧縮して保存する必要が出てくるのです。転送する場合も、回線に負担を掛けないようにかなり圧縮されるでしょう。
これも、低画質になる大きな要因です。
監視カメラを設置するとプライバシーがなくなるという人たちもいますが、監視カメラ映像は何も事件が起こらなければ、大抵は2,3日で誰に見られることもなく削除されるだけなのです。