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血液検査で50種類の癌を検査できる方法が開発される (2/2)

2020.04.05 Sunday

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人工知能システムによるテスト

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Credit:depositphotos

学習を終えた人工知能は、がんを正しく見分けることができるのでしょうか?

その点をテストするために、1264人のサンプルが用意されました。そのうちの約半数は、がんを患っています。

テストの結果、がんではない1%未満の人が誤ってがんであると認識されました。

また、ガンを患っている人のうち、44%を正しく発見できました。

人工知能によるがんの検出は、病気が進行しているほど良好でした。

例えば、ステージ1のがんは18%しか発見できませんでしたが、ステージ4のがんは93%の確率で発見できます。

また、人工知能はがんの種類を高精度で判断することが可能です。

がんであると判断されたサンプルの96%について、検査はがんがどの組織で発生したかの予測を提供することができました。そして、これらの予測の93%は正しい答えでした。

新しいがん検査の大きなメリットは、他の方法ではがん検査が難しい場合でも、簡単に検査が行えることです。

例えば、すい臓がんは初期段階では無症状であり、発見が遅れることが多々あります。

しかし、新しいがん検査であれば、血液検査だけでステージ1のすい臓がんを63%の確率で発見できます。ステージ4にもなると100%の確率で判別可能です。

これらの研究はまだ初期段階にありますが、「血液検査だけでがんを早期発見する」優れた方法です。

今後、研究が進むなら、医者たちにとって大きく役立つツールになるでしょう。

音を「聞かせる」ことで“がん細胞”だけを殺す技術が開発される

reference: theguardian / written by ナゾロジー編集部

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