光と影から発電する仕組み
室内ではどこでも、照明による光と物体による影が生じます。
このコントラスト部分にSEGを置くことで影の部分と光の部分の間に電圧差が生じ、電流が発生するようになっているのです。
チン氏によると、「影の存在下でエネルギーを収集するこの概念は前例のないものです」とのこと。
SEGは柔らかくて透明なプラスチックフィルム上に配置された「SEGセル」から構成されています。

各SEGセルは、シリコンウェハー(回路を書き込むためのシリコンでできた基盤)上に金の薄膜を重ねられたつくりになっており、市販の太陽電池に比べて低コストで製造可能です。