- 富士通が身につけるエアコン「コモドギア」を提供開始
- コモドギアは首に装着するタイプの冷却装置であり、頸動脈を冷やし効率的に体温を下げることが可能
- 装着者の生体情報を管理できるため、熱中症などの重大な症状を未然に防ぐことができる
暑い夏が近づいてきました。コロナ禍によって、夏でもマスクを着用する機会が多くなるため、熱中症対策は急務です。
そのような需要を満たすべく、富士通が「身につけるエアコンC ó modo gear(コモドギア)」の提供を発表しました。
コモドギアは首に巻き付けるタイプの冷却装置で、冷却性能と作業性の両立を実現した製品となっています。
コモドギアの特徴
コモドギアは炎天下での作業を行う人たちを対象に開発されたウェアラブルエアコンです。
上昇した体温を効率的に下げるためには、頸動脈を通る血液を冷却する必要があります。
コモドギアには3点のサーモ・モジュールが内蔵されており、首に装着することで頸動脈の集中的に冷却できます。
「水冷方式」が採用されているため、外気との通風で冷却する製品に比べて外気温の影響を受けません。
そのため、気温が35℃を超える猛暑日であっても効率的に体温を下げることができるでしょう。
加えて、コモドギアは「作業しやすさ」を重視した形状と重量になっています。
コモドギアは首に装着する「ネック部」と腰に装着できる「ラジエーター部+バッテリー」から成り立ちます。
「ネック部」は薄い素材で首をくるりと巻くように装着できるため、体の動きを阻害したり、衣服に制限を与えたりしません。
デザイン性も高くシンプルなので、見た目にも違和感を与えないでしょう。
また、ネック部は約170gという軽さであり、重さをほとんど感じさせません。ラジエーター部とバッテリーも合わせて約840gなので腰に装着しても重くないでしょう。