サッカーボール型発電機「ソケット」
サッカーボール型発電機「ソケット」 / Credit:Da Vinci TV
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キック力を電気に変換するサッカーボールが、子どもたちの未来を明るくする (2/2)

2020.10.10 Saturday

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運動エネルギーで発電するサッカーボールの仕組み

ソケットは電気を貯蔵できる
ソケットは電気を貯蔵できる / Credit:Da Vinci TV

ソケットはボールを蹴ったときに生じる運動エネルギーを電力に変換できる「サッカーボール型発電機」です。

通常のサッカーボールと違い、ソケットには空気が含まれていません。そのため、空気が抜けて萎んでしまうこともありませんし、空気を入れて膨らませる必要もありません。

ソケット内部には空気の代わりに発電機がある
ソケット内部には空気の代わりに発電機がある / Credit:Da Vinci TV

ソケットボールの中心部には空気の代わりに発電機が内蔵されています。

内蔵されている振り子がボールを蹴ることで回転し、モーターを回転させます。これによってリチウムイオン電池が充電されるため、必要な時にプラグを差し込んで電力を使用できるのです。

ボールを蹴ることで振り子が回転しモーターを回す
ボールを蹴ることで振り子が回転しモーターを回す / Credit:Da Vinci TV

ちなみに、ソケットで1時間サッカーすると、3時間分のLEDライトが使用可能になります。子供たちはソケットで昼間楽しく遊び、夜にはその光で十分勉学に励むことができるでしょう。

現在でもソケットの耐久性を向上させるため改良が続けられています。

このマシューズ氏の発明は、多くの子供たちに2つの意味で光を与えることとなりました。

1つは文字通りの「夜間の光」であり、もう1つは子供たちが学ぶことで得られる「将来の可能性」という光です。

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