運動エネルギーで発電するサッカーボールの仕組み
ソケットはボールを蹴ったときに生じる運動エネルギーを電力に変換できる「サッカーボール型発電機」です。
通常のサッカーボールと違い、ソケットには空気が含まれていません。そのため、空気が抜けて萎んでしまうこともありませんし、空気を入れて膨らませる必要もありません。
ソケットボールの中心部には空気の代わりに発電機が内蔵されています。
内蔵されている振り子がボールを蹴ることで回転し、モーターを回転させます。これによってリチウムイオン電池が充電されるため、必要な時にプラグを差し込んで電力を使用できるのです。
ちなみに、ソケットで1時間サッカーすると、3時間分のLEDライトが使用可能になります。子供たちはソケットで昼間楽しく遊び、夜にはその光で十分勉学に励むことができるでしょう。
現在でもソケットの耐久性を向上させるため改良が続けられています。
このマシューズ氏の発明は、多くの子供たちに2つの意味で光を与えることとなりました。
1つは文字通りの「夜間の光」であり、もう1つは子供たちが学ぶことで得られる「将来の可能性」という光です。