納豆菌は死んだ大豆が好き
納豆菌で働いている遺伝子を分析した結果、興味深い事実が判明します。
どうやら納豆菌のほうも、生きている大豆には興味がないらしく、大豆の「消化」に必要な遺伝子が活発化するのは、死んだ大豆に接しているときのみだったのです。
また今回の研究では上の図のように、通常は棒状である納豆菌が、死んだ大豆(の固形成分)に接したときのみ、口のような開口部をともなうフォームチェンジを行うことが明らかになったとのこと。
現在、なぜ単一の細胞からなる納豆菌がこのような複雑な形態変化を起こすかは解明されておらず、大きな謎となっています。