「はやぶさ2」帰還の流れ
はやぶさ2が帰還すると言っても、探査機本体が地球に降下するわけではありません。
地球へ降りてくるのは、はやぶさ2が持ち帰った、小惑星のサンプルを入れた再突入カプセルのみです。
カプセルだけを切り離して地球へ投下するというのは、探査機では初めての試みです。
そのため帰還したと言ってもここからカプセルを地球で受け取るまでは、技術的にも非常に重要なポイントとなっています。
このカプセルは12月6日 午前3時30分~4時30分(現地時間)の間にサウスオーストラリア州にあるウーメラに着地する予定となっています。
はやぶさ2の帰還では5段階の軌道修正(TCM)を行って、小惑星のサンプルを地球へ届ける予定になっています。
ウーメラへ向けた軌道変更(TCM-3)は11月26日に完了していて、「はやぶさ2」の最終的な軌道調整も(TCM-4)も完了している状態です。
あとはカプセルの分離を待つだけの状態です。