贈り物をした時の喜びには持続性がある
研究チームは、贈り物をしたときの幸福感と、贈り物をもらった時の幸福感を比較するため2つの実験を行ないました。
1つ目の実験では、合計96人の大学生が、5日間毎日5ドルを受け取りました。
彼らは受け取ったお金を毎回まったく同じことに費やさなければいけません。
研究チームは、参加者たちが自分のためにお金を使うか、もしくは他の人のためにお金を使う(募金やチップなど)かランダムに振り分けました。
そして参加者は1日の終わりに自身の幸福状態を自己申告するのです。
実験の結果、自分自身にお金を費やした人は、5日間に渡って幸福感が着実に低下していきました。
しかし、他の誰かにお金をプレゼントした人たちの幸福感は衰えることがありませんでした。
5回連続で同じ額のお金を送る「喜び」は、スタート時と同じくらい強かったのです。
また研究チームは、この点を確かめるために2つ目の実験を行っています。