1日1時間で近視が治るクボタメガネ
開発中のクボタメガネは、装着することで人工的な光が眼球に照射されるようになっています。
これにより後方に伸長した網膜の周辺部には焦点がぼやけた特殊な映像が投影され、この刺激によって眼軸長の短縮が誘発されるとのこと。
ちなみに、この技術は「myopic defocus」と呼ばれる近視抑制技術(米国食品医薬局FDA承認)を応用したものであり、myopic defocus自体はすでにクーパービジョン社のコンタクトレンズ「MiSight 1day」に採用されています。
クボタメガネは現在開発中ではあるものの、試作機における12名のテストでは、被験者の眼軸長の短縮が確認されました。
窪田製薬によれば、1日60分から90分の装着を続けることで近視が改善するとのこと。
クボタメガネは2021年後半にアジアでの販売が開始される予定です。
眼鏡やコンタクトレンズ、またレーシック手術に頼らなくてもよい近視患者にとって夢のような世界がもうすぐ実現するかもしれません。