ネグレクト誘発菌「O16」は人間の腸にも存在する
今回の研究により、腸内細菌が母子の「絆」に影響を与えることが示されました。
これまでの研究でさまざまな腸内細菌が精神に影響を与えることがわかってきましたが、母子の精神状態にかかわるという結果は今回がはじめてになります。
また興味深いことに、O16は人間の腸にも存在しています。
現在はまだ人間での有害性は報告されていないものの、研究者は今後、O16が精神に与える影響を人間でも調べていくとのこと。
もしかしたら腸内環境と精神は車軸についた両側の2輪のようなものなのかもしれません。
そうならば、今は気質や性格のせいにされている数々の問題行動も、腸内環境を変えれば治せるのかもしれませんね。