ナルシストは他の人よりもCEOになる確率が29%高い
研究チームは、「CEOはビジネスにおいて非常に大きな影響力を持つ人物です。実際、彼らは企業の戦略、運営、財務実績における責任を負っています」と述べました。
そして「CEOを観察し、どの特性が彼らの思考と意思決定に影響を与えるか理解することは大切です」とも付け加えています。
そのため研究チームは、イタリアのCEO172人を対象に、その特性を調査することにしました。
結果として、ナルシストの主要な特性(外向的、自信過剰、自尊心、支配的、権威主義)スコアが高い人は、入社して一定期間経過した後、CEOに任命される可能性が高いと判明。
研究では、ナルシズム(またはナルシシズム)レベルがいくつかの段階に分けられており、標準よりも1段階上のナルシズムレベルを持つ人はCEOになる確率が29%高くなっていました。
また、非常に高いレベルのナルシズム(標準より2段階上)でさえ、CEOに任命される可能性を高めていたとのこと。
さらに研究チームの予想に反して、会社が家族経営であったとしてもナルシストはCEOになりやすいという結果が出ました。
最終的にロヴェリ氏らは、「ナルシズムは、他の人よりも早くCEOの地位を獲得するのに役立つ」と結論付けています。