有用な成分が植物に多いのは植物の進化の結果ではなく、動物側の適応の結果だった
今回の研究により、リンゴに含まれるケルセチンとDHBAに脳細胞を増やす効果があることが示されました。
しかしどうして植物に含まれる化合物が、私たちの脳にとって多くの有益な成分を含んでいるのでしょうか?
その答えを研究者たちは、私たちの先祖が植物を食べながら進化した過程にあると考えています。
この理論では、私たちの先祖は長年にわたり植物と共にあったために、植物からカロリーだけを吸収する単純な形態から、植物に含まれる他の物質も、自らの健康向上に利用できるように進化したとされています。
この説が正しい場合、ジャンクフードばかりで植物を食べない生活は、見えない部分で大きな不利をかかえることになりそうです。
もし体に不調を感じるならば、植物を食べるという選択肢が、解決策になるかもしれませんね。