角度によって見え方が変化するホログラム
近年、「ホログラム」という言葉は、空間に3D映像を浮かべる技術を指すようになっています。
ところが本来のホログラム技術とは、立体的に見せる「記録技術」を指します。「見る角度によって画像が変化し、結果として立体的に見える」というものなのです。
例えば、トレーディングカードの虹色でキラキラと光る印刷や、クレジットカードや紙幣の偽造防止技術などが当てはまります。
もちろんこれらは角度によって数パターンの違いしかないシンプルなホログラムですが、パターン数を増やすことで立体的な画像を作ることができるのです。
ただし、このホログラムを製造するには専用のレーザー機材が必要です。基本的には特注で依頼され、非常に大きなサイズとなります。
そのため、研究機関に所属しない人々が独自のホログラムを作ることはできませんでした。
そこでLitiHolographics社は「デスクトップ型ホログラムプリンター」を作成することにしました。
これにより、誰もが少しの技術で独自のホログラムを製造できます。