動物や植物の「尖った部位」はべき乗則に従って成長する
エバンス氏は、次のように述べています。
「何年もの間、私は生物の歯がどのように成長するか、そのパターンを探してきました。そして何百もの歯を調査した結果、歯の形をつくる簡単な数式を特定しました」
動物の歯や爪、角、クチバシなどがべき乗則に従って成長したのです。
例えば、象の牙は長くなるにつれて、その幅がべき乗則に従って広くなります。

研究チームは、この法則を「パワーカスケード(英訳:power cascade)」と呼ぶことにしました。
このパターンが適用されるのは、現存する動物だけに限りません。バラやレモンの木などの刺にも当てはまります。
また既に絶滅した恐竜たちの牙にも同様の法則が成り立っていたのこと。
エバンス氏は「パワーカスケードはさまざまな生物群に見られるため、これが生物の成長における基本的なパターンのように思えます」と結論付けています。




























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