腸内細菌叢の多様性を増やす方法
腸内細菌叢の多様性を増やすにはどうすればいいか?
答えは「多様な食べ物を食べる」に尽きます。
腸内に住む細菌たちはそれぞれ自分の好みとする栄養源があります。
ある細菌は糖を好み、また別の細菌はタンパク質を好み、さらに他の細菌は食物繊維を好む…といった感じです。
そのため腸内細菌叢を多様化させるには、多種多様な腸内細菌のニーズを満たす、食材のバリエーションを持たせることが必要になります。
「一日30種類の食べ物をたべるようにするといい」という古くから言われてきた言葉は、腸内細菌叢の管理を行う上でも実に正しかったのです。
とはいっても、多様な食材を食べるのは面倒です。
そこで次善の策として考えられるのは、発酵食品や食物繊維です。
発酵食品には極めて多くの栄養源が含まれており、腸内細菌たちの幅広い要求にこたえることができます。
また食物繊維が有効なのは、食物繊維をエサとする腸内細菌が極めて多種にわたるからです。