友達は100人以上できるけれども親友は5人まで
ダンバー数を元にした社会関係は150人にかかわるものだけではありません。
ダンバー氏によるFacebookのデータをもとにした追加の調査によると、人間のグループサイズは階層構造になっているとされています。
友人には様々なレベルがありますが、親密度や接触回数が増えるごとに維持できる人数は減っていきます。
第0層 親友(3~5人) 人生の危機にお金を貸してくれるような人
第1層 友人・仲間(12~15人) 月に1回程度は連絡を取り合っている
第2層 遠い友人(40~50人)
第3層 友達の最大数(150人) ダンバー数
となっています。
親友を1人作るには、相手を深く知り自分も知ってもらうという、非常に大きなエネルギーコストがかかり、脳の負担も大きくなります。
そのため人間が作れる親友の最大数は最も小さくなります。
一方で、同じ共同体や同じチームのメンバーなどの最も外部の友人は、友人関係を維持するためのコストも脳の負担も少なくなるため、ダンバー数の限界まで持つことが可能になると考えられます。
ネットが普及し遠くの友人とも連絡を気軽にとれるようになったとしても、1人の人間の脳のキャパシティーは変らないようです。
(※なお150人という数は平均を示していますので、個人によって限界数は変ります。
その場合、変動幅はおおむね、100から250になると考えられています)