最高の治療効果を得るには3日目に好中球を排除するといい
マウスのマッサージ実験を繰り返すなかで、研究者たちは炎症因子となる好中球の排除が、筋肉の損傷後3日目に開始されることが、最速の治療に結びつくことを発見します。
そこで研究者たちは損傷から3日経過したマウスの血液を操作し、マッサージを行わずに好中球だけを血中から排除してみました。
すると好中球の排除を受けたマウスは、そうでないマウスに比べて大きな筋線維のサイズをともなった大きな強度回復を示しました。
この結果は、好中球の存在は回復初期に必要であるものの、途中から排除することで筋肉の再生速度が改善されることを示します。
マッサージの代りに、マッサージがするはずだった好中球の除去でも回復が改善されたのです。