マッサージ効果のメカニズムが医学に革命を起こすかもしれない
今回の研究で、マッサージは役目を終えた炎症因子を洗い流すことで筋肉の再生速度を改善することが示されました。
また炎症因子の洗い流しを行うのは、筋肉損傷から3日目以降が理想的であることも判明します。
ただこれらの結果は現在、マウスに限られています。
研究者たちは今後、より大きな動物に対して同様の実験を行うことで、マッサージの分子レベル・細胞レベルでの治療効果を検証し、最終的には、人間に対してテストすることを目指すとのこと。
マッサージによる治療効果は、既存の化学療法や遺伝子療法と同じくらい強力である可能性があり、人間での検証が成功すれば、科学にもとづく医療行為として完全な地位が認められるでしょう。
またマッサージによる治療効果から知識をフィードバックすることで、刺激がむずかしい消化器官や脳などに対しても、新概念の薬が開発されるかもしれません。
マッサージの夜明けが迫っています。
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