早すぎず遅すぎない連絡のタイミングとは?
世間では経験則から導かれたという恋愛テクニックというものが数々語られていますが、実際にどう機能するのか、あるいは機能しないのかはあまりよくわかっていません。
特に欧米のデート文化では、「3日ルール(Three-Day Rule)」というが広く知られていて、「デートの後、相手に電話や連絡をするのは3日空けるべき」と言われています。
たとえば、アメリカで長年愛された恋愛コメディドラマ『ママと恋に落ちるまで(How I Met Your Mother)』では、デートのすぐ後に女の子に連絡しようとする主人公に対し、プレイボーイの友人が「電話をするのは3日待つのが鉄則だ(Three-Day Rule)」とアドバイスするシーンが登場します。
この研究でも論文冒頭で、このドラマのやり取りが紹介されており、研究者がこの研究を行った動機の一つとして語られています。
直感のままに「すぐ連絡する」のが良いのか、それとも戦略的に「じらして待つ」のが正解なのか。
今回の研究チームはそんな疑問を明らかにするべく、アメリカとイギリスの成人543名を対象としたオンライン実験で、デート後に初めて連絡するタイミングが「交際意向」や「好感度」にどう影響するかを調べることにしました。
この実験では、まず参加者に素敵なイタリアンレストランで初デートをしたというシナリオを読んでもらいます。
そしてデートが終わった後、相手からメッセージが届くタイミングとして、3つのパターンのうち1つを参加者に提示しました。
そのタイミングとは、「デート直後」「翌日の朝」「2日後」の3種類です。この実験ではメッセージの具体的な内容は提示していません。メッセージの内容の良し悪しではなく、純粋に「時間経過」がどう印象に影響するかが測定されました。
では、一体どのタイミングが最も相手の心を掴んだのでしょうか?
分析の結果、連絡のタイミングと「相手と長期的な関係を築きたいか(交際意向)」という気持ちの間には、「逆U字型(Inverted U-shape)」の関係が見られました。
つまり、早すぎても遅すぎても効果が薄れる可能性がある中で、ちょうど良い山なりの頂点が存在したのです。
そして、その頂点にあたる最も評価が高かったタイミングこそが、「翌日の朝」でした。
デート直後の連絡も決して悪くはありませんでしたが、翌朝に連絡を受けたグループの方が、数値としては最も高い交際意向を示しました。
一方で、焦らしのテクニックのように言われがちな数日間(実験では「2日」)連絡を待った場合、相手の関心は明確に低下してしまうことが示されたのです。
つまり、少し時間を置くことは噂通り正しいようですが、それは翌日までが限界でそれ以上空けると逆効果になるようです。
また、この実験では男女間での感じ方の違いも見られました。
特に女性はタイミングによる影響を受けやすく、2日後まで連絡がないと、交際への意欲が下がる傾向が強く出ました。
対照的に男性は、連絡がいつ来ても全体的に高い交際意向を示しており、タイミングによる気持ちの変化が女性ほど大きくないことがわかりました。
そのため、あえて連絡を遅らせるという戦略は、女性相手の場合は裏目に出る可能性が高いようです。



























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