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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
paleontology

ネアンデルタールの子は現代人より「超速で成長」していたと判明

2026.04.23 12:00:54 Thursday

ネアンデルタールの子供は、現生人類より超速で成長していたようです。

このほど、イスラエル北部のアムッド洞窟で発見されたネアンデルタール人の乳児骨格を分析したところ、彼らの子どもは現代人(ホモ・サピエンス)よりもはるかに速いペースで成長していたことが、イスラエル・テルアビブ大学(TAU)により示されました。

どのくらい速かったのでしょう?

また、なぜ彼らは急いで成長していたのでしょうか。

研究の詳細は2026年4月15日付で学術誌『Current Biology』に掲載されています。

Neanderthal toddlers grew faster than modern humans, probably because of the harsh environment they evolved in https://www.livescience.com/archaeology/neanderthals/neanderthal-toddlers-grew-faster-than-modern-humans-probably-because-of-the-harsh-environment-they-evolved-in
Rapid growth in a Neandertal infant from Amud Cave in Israel https://doi.org/10.1016/j.cub.2026.03.054

歯は「6カ月」体は「14カ月」、不一致が示した異様な成長

ネアンデルタール人は、約40万年前から約4万年前までユーラシア大陸に生きていた絶滅人類の一種です。

本研究の鍵となったのは、「アムッド7」と呼ばれているネアンデルタール人の乳児の骨格

約5万年前の個体で、100点以上の骨片から復元されました。

通常、考古学者は歯の発達や骨の大きさを手がかりに子どもの年齢を推定します。

現代人では、歯と体の成長はある程度そろって進むため、この方法は比較的信頼性が高いとされています。

ところがアムッド7では、奇妙な結果が出ました。

歯の発達から推定すると、この個体は「約6カ月」の乳児に相当します。

しかし、腕や脚、胸部などの骨の成長を見ると、なんと「約14カ月」の子どもに近い状態だったのです。

つまり、体の成長だけが異常に速く進んでいたことになります。

このような歯と体の発達のズレは、単なる個体差では説明しにくく、ネアンデルタール人特有の成長パターンを反映している可能性が高いと考えられました。

さらに分析の結果、新生児の段階ではネアンデルタール人と現代人に大きな違いは見られないものの、幼児期(1〜6歳頃)に入ると、ネアンデルタール人は体の成長が急激に加速することが示唆されました。

次ページなぜ「速く成長する」必要があったのか?

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