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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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パーティーを黙って抜け出すことが、健康的な選択になることも

2026.05.26 12:00:15 Tuesday

パーティーや飲み会の終盤、「そろそろ帰りたい」と思っても、なかなか席を立てないことがあります。

主催者に挨拶し、近くの人にも声をかけ、場合によっては雑談が始まり、「また会いましょう」と約束する。

こうした別れの挨拶は、礼儀として大切にされる一方で、人によっては心理的に大きな負担になります。

そのため、あえて誰にも告げず、静かにその場を離れる人もいます。

英語圏では、こうした挨拶なしにこっそり帰ることを「アイリッシュ・グッバイ」と言ったりします。

では、これは単なる失礼な行動なのでしょうか。

アイルランド王立外科医学院・医療健康科学大学のトゥルーディー・ミーハン氏は、静かな退出が、ときには不安や疲労を抱える人にとって自分を守るための対処法になると説明しています。

Leaving The Party Quietly Can Be Your Healthiest Option. Here’s Why. https://www.sciencealert.com/leaving-the-party-quietly-can-be-your-healthiest-option-heres-why

「別れの挨拶」は意外とエネルギーを使う

パーティーから帰るときの挨拶は、単に「帰ります」と言うだけでは終わらないことがあります。

誰に先に声をかけるか、どの程度の温度感で感謝を伝えるか、会話をどこで切り上げるか、相手に冷たい印象を与えないか。

こうした細かな判断が、短い時間にいくつも求められます。

人付き合いに不安を感じやすい人や、内向的な人、神経発達特性のある人、慢性疾患などで体力や気力を温存する必要がある人にとって、この「帰り際の儀式」は想像以上に負荷の高い場面です。

楽しい時間を過ごしていたとしても、終盤にはすでに心身のエネルギーを使い切っていることがあります。

そこでさらに、全員に感じよく挨拶し、自然な会話を続け、場の空気を壊さずに立ち去ることを求められると、帰宅後に回復する力まで失ってしまうかもしれません。

特に不安が強い人は、社交中に「自分は変に見えていないか」「相手を退屈させていないか」「拒絶されないか」と常に自分を監視しがちです。

これは、ただ会話を楽しむというより、「普通に見える自分」を演じ続けるような状態です。

そのため、最後に残った力を別れの挨拶に使うよりも、静かに帰って休むことが、健康的な選択になる場合があります。

もちろん、無言で帰ることが常に望ましいわけではありません。

しかし、黙って抜け出す行動の背景には、怠慢や無礼ではなく、「これ以上は消耗しすぎる」という切実な感覚があることも理解する必要があります。

次ページ静かな退出は「自分を守る行動」にも「自分を消す行動」にもなる

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