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Credit: canva
health

睡眠の質を高めたい人が食べるべき食品とは?

2026.06.09 07:00:19 Tuesday

「しっかり寝たはずなのに、なぜか疲れが取れない」

そんな夜の悩みは、枕や寝る時間だけでなく、その日に何を食べたかとも関係しているかもしれません。

近年、睡眠と食事の関係に注目が集まっています。

特に重要視されているのが、野菜、果物、豆類、全粒穀物、ナッツ類などに多く含まれる「食物繊維」です。

イスラエルのワイツマン科学研究所は、成人3500人以上の食事記録と睡眠データを分析し、食物繊維を多く摂った人ほど、その夜に深い睡眠の時間が長い傾向があることが示されました。

さらに、食べる植物性食品の種類が多い人ほど、寝つきがやや良く、睡眠中の心拍数も低い傾向が見られました。

An Overlooked Factor Affects How Well You Sleep. Here Are 3 Tips to Hack It. https://www.sciencealert.com/an-overlooked-factor-affects-how-well-you-sleep-here-are-3-tips-to-hack-it

深い睡眠に関係していたのは「食物繊維」だった

睡眠の質を考えるとき、多くの人はまずカフェインやアルコール、就寝前のスマートフォンを思い浮かべるかもしれません。

もちろんそれらも重要ですが、今回の研究で注目されたのは、日中の食事に含まれる食物繊維でした。

研究チームは、平均年齢53歳の成人3500人以上を対象に、2日間の食事記録と夜間の睡眠データを分析。

参加者は食べたものをスマートフォンアプリに記録し、夜には胸、手首、指に装着する睡眠測定装置を使って、睡眠中の状態を調べられました。

この装置は、いびき、血中酸素濃度、心拍、呼吸数などを測定し、浅い睡眠、深い睡眠、急速眼球運動睡眠(REM睡眠)などの睡眠段階を推定するものです。

その結果、1日の食物繊維摂取量が参加者全体の平均である21グラムを上回る人は、それを下回る人に比べて、深い睡眠であるN3の時間が3.4%長く、浅い睡眠の時間が2.3%短い傾向がありました。

深い睡眠は、体や脳の回復に関わる重要な睡眠段階です。

つまり、食物繊維を多く摂る人は、ただ長く眠っているというより、より回復的な睡眠に近づいていた可能性があります。

ここで重要なのは、チームが「前日の食事と睡眠」も考慮していた点です。

単に普段から健康的な人ほどよく眠る、というだけでなく、その日に食べたものがその夜の睡眠とどう関係するかを調べようとしたのです。

もちろん、この研究だけで「食物繊維を食べれば必ず深く眠れる」とまでは言えません。

しかし、野菜、果物、豆類、全粒穀物、ナッツ類を増やすことは、もともと健康のために推奨されており、多くの人にとってリスクの低い生活改善です。

睡眠のために特別な食品を探すよりも、まずは皿の中に食物繊維を増やすことが、現実的な第一歩になるのです。

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