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交通事故の死亡者の44%から薬物・アルコールが検出される / Credit:Canva
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死亡事故の歩行者44%から「薬物・アルコール」が検出される、ニューヨーク

2026.07.14 11:30:16 Tuesday

お酒を飲んだ後、「運転しなければ大丈夫」と考えて、歩いて帰る人は少なくありません。

しかし、米ニューヨーク州保健局とコロンビア大学(Columbia University)の研究チームが同州の歩行者死亡事故を調べたところ、死亡した歩行者の43.8%から薬物またはアルコールが検出されました。

特に「薬物のみ」のケースは、「アルコールのみ」のケースより多かったといいます。

この結果は、飲酒運転だけでなく、酒や薬物の影響を受けた可能性がある状態で歩く危険にも目を向ける必要性を示しています。

この研究成果は、2026年7月13日付で医学誌『Injury Prevention』にオンライン掲載されました。

New York data reveal substance use in 44% of pedestrian deaths https://medicalxpress.com/news/2026-07-york-reveal-substance-pedestrian-deaths.html
Substance use among fatally-injured pedestrians in New York State, USA: a retrospective analysis https://doi.org/10.1136/ip-2025-045980

死亡した歩行者の43.8%から薬物かアルコールを検出

ニューヨーク州では、歩行者の負傷が年間約1万5000件発生し、そのうち約3000件で入院が必要になります。

ところが従来の交通安全対策は「飲酒して運転しないこと」に重点を置き、アルコールや薬物が検出される歩行者死亡の実態は、十分に調べられてきませんでした。

そこで研究チームは、死亡した歩行者のうち薬物やアルコールが検出された人の割合と、年齢、性別、時間帯、事故時の場所などの特徴を調べました。

分析に使ったのは、米国の公道で起きた自動車関連の死亡事故を記録する「死亡事故分析報告システム(FARS)」です。

対象は、2018~2020年にニューヨーク州で車両との衝突後30日以内に死亡した歩行者771人でした。

研究チームは死後検査の結果をもとに、「検出なし」「アルコールのみ」「薬物のみ」「両方」の4群に分類。

アルコールは血中濃度0.01g/dL以上、薬物は1種類以上の検出を基準としましたが、薬物の種類や濃度までは分析していません。

その結果、338人、全体の43.8%から薬物またはアルコールが検出されました。

内訳は薬物のみ18.3%、アルコールのみ13.7%、両方11.8%でした。

では、物質が検出された死亡例には、どのような特徴があったのでしょうか。

より詳しい結果を次項で見ていきます。

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