家畜のお尻に「目」を描くことになったワケ

ジンバブエ南東部のチレジ地区では、今年の最初の半年だけで、人と野生動物のトラブルが317件記録されました。
なかでもニャンゴンベ村は、セーブ・バレー保護区などの大きな野生動物の保護区に挟まれた場所にあります。
住民たちによると、野生動物が作物を食べたり、家畜や、ときには人まで襲ったりすることがしょっちゅうあるそうです。
村の農家エドソン・マビカさんは「バッファローは作物を荒らして病気を広め、リカオンやジャッカル、ヒョウ、ライオンまでが家畜を狙う」と話します。
マビカさん自身も、10日足らずのうちにヒツジ4頭と子ウシ1頭を野生動物に奪われました。
家畜の囲いは頑丈で、3匹の犬を連れた慣れた牧童(家畜の番をする少年)もいたのに、です。
困ったマビカさんは、以前に保護区の監視員をしていた友人に、危ない目にあわずに捕食者(ほかの動物を襲って食べる動物)を追い払う方法をたずねました。
返ってきた答えは、「家畜のお尻に目を描いてみなさい」というものでした。
マビカさんは冗談だと思いましたが、友人はくり返しこの方法を勧めたといいます。
こうしてマビカさんは昨年の1月、家畜のおよそ3分の1のお尻に、白と黒で目を描きました。
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このアイデアは、隣国ボツワナから帰ってきた人たちが持ち込んだのかもしれません。
ボツワナで農場の労働者として働いていたティノダ・マフンガさんは、「このアイデアは国境沿いの村でまず取り入れられ、チレジのような場所に広まったに違いない」と話しています。
では、お尻に描かれた「目」は、実際に家畜を守る力を持っていたのでしょうか。




















