悪い夢と結びつきやすい「2つの悩み」とは
悪い夢と結びつきやすい「2つの悩み」とは / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部
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悪い夢と結びつきやすい「2つの悩み」とは

2026.10.06 11:50:00 Tuesday

給料日前に通帳の残高を見てため息をついた夜は、なぜかモヤモヤした夢を見て目が覚めることがあります。

昼間の悩みは、眠っているあいだも私たちについてくるのかもしれません。

SRHハイデルベルク大学の心理学者ヨナス・マテス氏らは、65人に2週間の夢日記をつけてもらい、昼間のストレスと夢の中の感情の関係を調べました。

昼間のどんな悩みが、夜の夢に持ち込まれやすいのでしょうか。

研究の詳細は、2026年5月18日付で学術誌『Dreaming』に掲載されました。

Financial and relationship worries predict bad dreams (PsyPost) https://www.psypost.org/daytime-stress-predicts-negative-emotions-during-sleep/
Coping strategies and dreams—The impact of waking-life distress on negative dream emotions. https://doi.org/10.1037/drm0000346

夢は「昼間の続き」なのか

夢は「昼間の続き」なのか
夢は「昼間の続き」なのか / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

心理学には、起きているあいだの体験や気持ちがそのまま夢に持ち込まれる、とする「連続性仮説」という考え方があります。

この考えに従えば、仕事や私生活で強いストレスを受けた日は、その不安や怖さが眠っているあいだにも顔を出すはずです。

一方で、夢は頭の中の安全な場所でつらい出来事を整理する「夜のストレス対処」だ、とする考え方(習熟仮説)もあります。

昼間のストレスへの向き合い方も人それぞれで、心理学ではこれを「コーピング(ストレス対処)」と呼びます。

友だちに相談する、前向きに考えるといった健全なやり方は「適応的」、問題から目をそらしたりお酒やたばこに頼ったりするやり方は「不適応的」と呼ばれます。

昼間のストレスと悪夢の多さに結びつきがあることは、これまでの研究ではっきり確かめられています。

しかし、昼間のコーピングの違いが夜の夢の感情まで変えるのかは、あまり分かっていませんでした。

以前ナゾロジーではこういう記事も紹介しています(「昼間にしんどい人」が夜の動画沼にハマる――原因は夜だけではなかった)

そこでチームは、主にSNSの広告で17〜61歳の65人を集めました。

参加者の大半は女性で、多くは学生でした。

まずアンケートで、お金の問題や仕事・学校でのプレッシャー、健康の不安などの負担の大きさと、ふだん使っているコーピングを答えてもらいます。

このとき「不適応的」に数えたのは、お酒やたばこが増えることだけでした。

そのあと14日間、毎朝オンラインの夢日記に、夢の中の良い気持ちと嫌な気持ちの強さを0〜3で記録してもらいました。

あわせて、恐れ・悲しみ・軽蔑・喜び・怒り・嫌悪・驚きから夢に出た感情を選び、悪夢だったかどうかも自分の感覚で答えてもらいました。

次ページ夢の嫌な感情と結びついていたのは「どんな悩み」だったのか?

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