不安を感じない人はいないためASMR分野の潜在能力は高い
今回の研究により、ASMR作品には適性のある人限定ではあるものの、不安解消効果があることが示されました。
ASMRを経験できる不安が強い人や不安を感じやすい人は、音響によって誘発される「脳のうずき」を経験しやすく、不安緩和効果を得ることができたようです。
研究者たちはASMR作品を用いることで、不安で苦しむ人に対して医学的な効果が期待できると考えています。
不安を感じにくい性格特性の人であろうとなかろうと、誰もが不安で苦しむ可能性があります。
そのような時に、ASMR作品の提供する「癒しの音」があれば「脳のうずき」を介して不安が軽減されるかもしれません。
研究者たちは今後、脳波測定やMRIを用いてASMRが脳に与える生物学的な影響を調べていくとのことが重要だと述べています。
もしかしたら近い将来、ASMR作品に医学的な価値が認められ、確固たる分野として人々の健康に役立つ日々が来るかもしれません。