新しい環境では「眠らないほうが有利」だった?
睡眠は心身の回復に欠かせない重要な生理機能です。
しかし、動物は常に眠っていられるわけではありません。
捕食者がいるかもしれない場所や、危険が潜んでいるかもしれない状況では、眠るよりも周囲を警戒するほうが生存に有利です。
人間でも、新しい環境に置かれると覚醒度が高まることが知られています。
ホテルに泊まった初日の夜に眠りが浅くなる「初日効果」は、その代表例です。
これは脳が怠けているのではなく、安全が確認できるまで覚醒を保とうとする適応的な反応だと考えられています。
ただし、これまでの研究では、「環境の新しさ」という情報を、脳がどのように処理し、覚醒を維持する行動につなげているのかは、はっきり分かっていませんでした。
そこで研究チームは今回、マウスを新しい環境に置いたときに、どの脳領域が特に活発になるのかを詳しく調査。
その結果、情動やストレス反応に関わる拡張扁桃体(恐怖や不安などの「負の情動」やストレス反応を制御する重要な脳領域)の一部が、新奇環境で強く活動することが分かりました。





























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