「走る三脚」でランナーを撮影する
「走る三脚」でランナーを撮影する / Credit:SNOPPA
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被写体を追いかける!「走る三脚カメラ」が登場

2022.02.10 17:00:26 Thursday

陸上競技のカメラマンがランナーと並走している場面を見たことがあるかもしれません。

動く被写体を魅力的に映すことは、カメラマンにとって大きな課題です。

そこで映像撮影ツールを手掛けてきた中国の企業・SNOPPAは、リモートコントロールできる「走る三脚」を開発しました。

複雑な地形でも安定して走行でき、低コストで動きのある映像を撮影することができます。

詳細はクラウドファンディングサービス「Kickstarter」に掲載されています。

Snoppa Rover Electric Stabilization Cinema Dolly https://www.kickstarter.com/projects/atom2/snoppa-rover-electric-stabilization-cinema-dolly?ref=section-design-tech-projectcollection-7-staff-picks-newest

走る三脚「ローバー」でワンランク上の動画撮影が可能

安価なデジタルカメラや高性能なスマホの登場により、映像制作は身近なものとなりました。

今ではYouTubeなどの動画共有サイトに、自身が撮影した動画を投稿することもできます。

とはいえ、動きのある被写体を撮影するのは簡単ではありません。

動きのある映像を撮るには、高いコストと技術が必要
動きのある映像を撮るには、高いコストと技術が必要 / Credit:SNOPPA

たとえば、走行する車を同じスピードで撮影したい場合、カメラマンは並走する車に乗り込まなければなりません。

また陸上競技などの本格的な撮影には、カメラレールを設置することもあります。

しかし、ほとんどの人はここまで高いコストをかけるのは難しいはずです。

最近ではドローンを使った撮影も行われています。

こちらは比較的低コストに抑えられますが、安定した映像を撮るためには高い技術が求められます。

車輪付きのカメラ三脚「ローバー」
車輪付きのカメラ三脚「ローバー」 / Credit:SNOPPA

では、低コストで安定性のある撮影方法は他にないのでしょうか?

こうした要望に応えるため、SNOPPA社は、走る三脚「ローバー」を開発しました。

ローバーは、撮影に用いられる三脚に車輪がついたシンプルな構造をしています。

走る三脚でブレない動画撮影が可能
走る三脚でブレない動画撮影が可能 / Credit:SNOPPA(Kickstarter)_Snoppa Rover Electric Stabilization Cinema Dolly(2022)

撮影者の意図通りに走行させられるだけでなく、接地による安定性が動画のクオリティを高めてくれます。

次ページでは、ローバーの機能について詳しく解説します。

次ページ抜群の安定性と複数の制御モードあり

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