最近飲んだドリンクが人工甘味料ばかりの人は要注意
今回の研究によって、人工甘味料の消費量とがんリスクの間に正の相関関係があることが示されました。
この結果は人工甘味料が、がんの直接的な原因であることを証明するものではありませんが、人工甘味料を選ぶ動機の陰には、がんリスクを高める不健康な生活習慣が潜んでいる可能性を示唆します。
人工甘味料入りの低カロリーを売りにしたドリンクを無意識的に選んでしまうことが多いのであれば、生活習慣や食生活を見直してみるといいかもしれません。
なお現在流通している人工甘味料の安全性は、公の機関によって認められていますが、これは必ずしもすべての人にとって等しく安全性が保障されていることを示すものではありません。
特にマウスの腸内細菌叢に対する人工甘味料の影響にはいくつか注目すべき異常が報告されています。
研究者たちは論文の最後に、人工甘味料を砂糖の安全な代替品であると信じることはまだできないと結論しています。