グンディを見ることができる動物園は?
前述の通り飼育に様々な気遣いが必要となるグンディは、現在国内では以下の2か所でしか飼育されていません。
神戸どうぶつ王国のグンディは、埼玉県こども動物自然公園から譲り受けた個体で、2022年の3月より公開されています。
どちらの動物園でもグンディはのびのびと暮らしており、繁殖も順調に進んでいるようです。
神戸どうぶつ王国では5月20日と25日に赤ちゃんが誕生しており、2022年6月現在はグンディの赤ちゃんを見ることができます。
グンディの群れの絆は赤ちゃんのときから!
私も取材中に神戸どうぶつ王国で生まれた2匹の赤ちゃんを見せていただきました。
2匹は違う母親から生まれたとのことですが、兄弟のようにずっと一緒に過ごしています。
どちらの母親が来ても同じように甘え、おっぱいを探すような仕草も見られ、グンディの母親が普段から自分以外の子どもに対しても平等に接している様子が見て取れました。
また、母親たちがエサを食べているときは、赤ちゃん2匹で重なり合う姿もあり、幼いうちからきちんとグンディらしいコミュニケーションをとっていて驚きました。
グンディの赤ちゃんはこれから半年ほどかけて大人の大きさへと育っていくそうですが、母親との密な触れ合いが見られるのは離乳前の今だけです。
また、神戸どうぶつ王国には生後3カ月の子どものグンディもいたのですが、大人との体格差は一回りほどで、素人目にはあまり区別がつきませんでした。
赤ちゃんグンディが見たい方はなるべく早めに見に行ってくださいね。