結晶の成長を観察
4日目:想像以上の速さに育成溶液を追加
付属の説明書には、「環境により2日目で育成溶液の水面ギリギリに結晶の頭が成長する場合があります。結晶は育成容器から出てしまうと、もう成長はしません」とありました。
…仕込んで12時間後…。
もう水面ギリギリまで成長してるんだが!? むちゃくちゃ焦る!
上から見ても、かなり結晶が成長しています!
そこで、「夜光結晶の素B+」をとっておいた一重の紙コップに入れ、黒い線まで熱湯を注いで溶かします。
…今回も溶けなかったため、湯煎行きに。しかも紙コップを酷使しすぎて紙の繊維が出てきたので、ピンセット(熱帯魚の餌のアカムシつまんでるやつ)で丁寧に除去。
そうやって追加で作った育成溶液を、育成容器に追加して。水位が上がってほっと一息。
季節によって育成具合は違うとのことだし、好みのサイズになったら取り出して終了と説明書にはありますが、さすがにもう少し楽しみたいですよね。
仕込んで24時間後。
育成溶液を足したのに、もうそんなに余裕がなくなっています。
ということで、数時間でぐんぐん大きくなるのが面白いので、数時間ごとにちょこちょこ見ていました。
今回のように成長が速い条件下なら、デスクの上に置いてリアルタイムで観察するのがいいかも。
5日目:早くもほぼ最終形態に
仕込んでから1日半後。横幅のギリギリまで結晶が成長してきました。
まる2日後には、基本的な成長は終わったようで、結晶の先端がキレイに尖ってきています。
極限まで大きくしたかったため、そこから3日間置いておきましたが、8日目でも5日目とほとんど変わっておらず、開封からほぼ5日で完成した印象です。
8日目:育成を終了して乾燥させる
容器ギリギリのサイズまで成長させたため、取り出すときに壊れそうで心配でしたが、想像よりも結晶は硬め。
溶液を捨て、ピンセットで結晶を容器内で傾けつつ、容器を横に倒して取り出しました。
あとは、ティッシュで軽く水気をとって、日陰で1日乾燥させます。
完成!
先端まで、まるで本物の水晶のような形状をしており、細長い柱がたくさんキラキラ光ってきれいです。
『夜光結晶』を光らせて楽しむ
説明書には、「日光に1〜2時間あてて暗闇に移動すると青白く光る」とありましたが、日中は部屋が暗くならないため、夜にブラックライトを照射して、電気を消しました。
紫外線をあてる強さや時間で、蛍光の強度は変化します。なんども繰り返して楽しむことができますよ。
手の上に乗っけて光らせることもできますが、長時間乗っけていると手がヒリヒリするので、ご注意を。
展示を工夫して楽しむのも良さそうです。私は標本瓶に入れてみました。