・ミツバチに人の顔を学習させる実験を行うと、75%の正確さで人の顔を識別できることがわかる
・複数の実験から、ミツバチはパーツ単体ではなく「顔全体の特徴」を把握していることが判明した
ミツバチについては、最近の研究により子どもでも理解が難しい「ゼロ」の概念を理解していることがわかりました。
そんな小さな体に計り知れない潜在能力をもつミツバチですが、過去の研究によりなんと「人の顔を認識する能力」があることもわかっています。この認識能力は、人間の認識能力と同様に「人の顔のパーツを全体的に見て判断する能力」であることがいえます。
実験では、人の顔の写真の前に「砂糖水」を置き、顔が描かれていない紙の前には「ただの水」を置き、その状況でミツバチを放って人の顔を学習させました。
その後、人の顔を本当に認識しているのか調べるために、砂糖水を取り除いて、ミツバチが「砂糖水」にありつけると思って「人の顔の写真」へ移動するかどうか実験しました。
その結果、ミツバチは75%の正確さで人の顔を認識できていることが判明。また、人の顔を写真でなく「線と丸で描かれた顔」に変えてみても、その異なるパターンの顔を認識できていることが分かりました。これは、ミツバチが鼻や目の位置など顔全体の特徴を把握しているということを示しています。
この研究から「ハチに顔を覚えられるのは危険」だということがわかります。退治するときは確実に一発で仕留めるようにしましょう。
via: NewYorkTimes, Experimental Biology / translated & text by ヨッシー
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