もしメガロドンが生き残っていたら……
前述のとおり、メガロドンはその巨体で泳ぎ回るために代謝によって体温を高めています。
つまり、生きるために常に多くのカロリーを必要とするサメです。
メガロドンは高緯度帯に棲み、クジラなどを食べるサメですが、現代に生き残っていたとしたら、その貪欲な性質から食料を求めて活動範囲を広げていたかもしれません。
そして、今推察されているメガロドンの遊泳速度はあくまで冷たい水を前提としたもの。
低緯度帯の暖かい水の中ならホホジロザメよりはるかに俊敏に泳ぎ回れる可能性があります。
そうなればありとあらゆる海洋資源がメガロドンの餌食になり、人間にとっても海の大きな脅威となっていたかもしれません。