かつてのイギリス料理は美味しかった?

余談ですが農業革命以前のイギリス料理は現在のイギリス料理よりもレパートリーが豊かであり、狩猟で手に入れていた鳥獣、野山で採取される果物、菜園で育てられる香草・豆類などが使われていました。
これらの食材は共有地となっていた野山や菜園で採取されて、季節によって供給が変動しました。
果物や香草は猟鳥獣料理のソースに使用され、イギリス料理に地域的な特徴と季節的な変化をもたらしていました。
酒やその加工品、特にりんご酒も消失した食材の中に含まれています。
これらの飲み物は保存性が悪く、輸送には不向きで、地域性と季節性が高かったため、在地の特産品でした。
香辛料類も興味深い要素で、多様な種類が使用されていました。
これらの香辛料は主に南欧やアジアから輸入され、高価な産品でした。
例えば、白胡椒と黒胡椒、ナツメグとメイスなど、微妙な風味の違いが料理に活かされていたのです。
しかし先述したように、これらの食材は農業革命による農村の衰退により、イギリス料理で使われることはなくなりました。
スコットランド系カナダ人が多く登場する赤毛のアンにはレシピ本が何冊も出るくらい料理が出てきますね
どれも手間のかかるもので いかにかつてのイギリス食が豊かであったかを感じることができます
ただそれ故に産業革命下を生き残ることができなかったのは残念です
バリエーションが豊富だからおいしいとは限らないので、昔もおいしくなかったかも…。
美食家は命にかかわっても食のレベルを下げることはできませんから。
下げられているということは…そういうことです。
スコットランドはイギリスではない。食文化も違うかも。
産業革命により、高価な香辛料が使われなくなったとも読めるが、むしろ産業革命によって今まで庶民には手が届かなくなったさまざまなものが安価に手に入るようになったのでは。地元の香草についてほ確かにそのとおりだが。
そもそも、ここで言われている産業革命による社会の変化や分断は、日本を含め他の国でもあったこと。イギリスが真っ先に産業革命を果たしたにせよ、それがゲロマズ文化の主因なのだろうか。
19世紀のロンドンでは、労働者は出来合いの料理をよく買って食べるようになった。また、無理してでもメイドを持つのが体面を保つには必須となり、料理もメイド任せになった。そういった個別の事象ではその説に適合しているように思えるが、やはり、他の国にもだいたい当てはまる。
決定的な違いはなんだろうか。
フランス人が広めた風説な気もしてきた