研究の概要を4コマで解説!
今回はまず研究の概要と結果について4コマで解説します。
4コマの後には研究について紹介する記事の本文が続いていますので、気になったらぜひ続きも読んでみてください!
4コマという特性上、全てを説明しきることはできませんが、難しい科学研究を楽しめる切欠になってくれれば幸いです。
哺乳類において母子の関係は特別なものです。
母親は子供を愛し守ろうとしますし、子供は母親を求め一緒にいたいと願います。
この現象は私たちの身の回りでも溢れています。
たとえばスーパーや遊園地などで迷子になってしまった子供は、しばしば母親を求めて泣き続けますが、母親に出会って抱きしめられると安心して泣き止みます。
一見すると何気ない風景に思えます。
実際、幼い頃に迷子になって同じような経験をした人もいるでしょう。
しかしよくよく考えると、この母子間の現象が非常に興味深いことがわかります。
この現象には「なぜ子供は母親が好きなのか?」あるいは「なぜ子供は母親を求めるのか?」という哺乳類としての最も根源的な要因が含まれているからです。
「幼い子供が母親を求めるのはあたりまえだ」と思うかもしれません。
しかし、その「あたりまえ」がどのようなメカニズムによって機能しているかは、誰も知らないのです。
そこで今回、イェール大学の研究者たちは、母子間の絆の根底にある脳回路を調べることにしました。