今夏の猛暑が、こんなところにも影響を与えていました。
夏のアイルランドの「熱波」によって農地の草が色を変え、かつての遺跡の「跡」が浮かび上がってきたのです。
浮かび上がった建造物の特徴が、イギリスの遺跡「ストーンヘンジ」と似ていることから、この跡地は「ニュー・ストーンヘンジ」と呼ばれています。建造物の跡のみ周囲の土壌よりも水分を含んでいたため、作物がよく育ち、この痕跡が姿を現しました。
撮影したのは、ドローン・フォトグラファーのアントニー・マーフィーさんのドローン。円の直径はおよそ150メートルほどであり、約5,000年前の新石器時代のものとされています。遺跡の「エントランス」のような跡もあり、そこで宗教的な「儀式」や「セレモニー」が行なわれていた可能性があります。
現代のテクノロジーである「ドローン」によって発見されたこの痕跡ですが、建造物の柱が「木製」であったことから、本場の「石」のストーンヘンジのように残ることがなく、今に至るまで発見されなかったと考えられます。
また、見つかった場所が私有地であるため、さらなる調査が行なわれるのかどうかは今のところ不明とのこと。いずれにせよこのような貴重な発見が、歴史や考古学上で重要な意味を持つでしょう。
via: sciencealert, dailymail / translated & text by なかしー
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