・有名ポルノサイトの「ゲイポルノ視聴者」の37%が「女性」であることが判明
・女性は「女優への罪悪感」を感じずにすむため、ゲイポルノを好んで視聴していると考えられる
・「男性目線」のポルノや映画に女性はいい感情を持っていない
最新の調査により、実は多くの「女性」が「ゲイポルノ」の視聴を楽しんでおり、それが「出演女優への罪悪感」を感じずにすむといった理由によることが分かりました。
最近出版された『Girls Who Like Boys Who Like Boys(男のことが好きな男が好きな女の子)』の中で紹介されたこの調査。5年もの長期に渡る調査には、500人の女性が参加しました。その結果、500人全員が一度はゲイポルノを視聴していたことが判明。さらに、有名ポルノサイト “PornHub” のゲイポルノにおける視聴者の37%が「女性」であることも明らかになりました。
そして、ゲイポルノを視聴する女性の半数以上となる55%が、自分を「男性」と思い込みながら視聴していることも分かりました。そうすることで、通常の異性同士のポルノを視聴する時に感じる「出演女優への罪悪感」、つまり「かわいそう」と思う気持ちを感じずにすむことが考えられます。
本書の中ではさらに、女性の中には、昨今のポルノや一般映画に蔓延している「男性目線」を排除したいといった願望があることを指摘しています。
「男性目線」とはその名の通り、動画が「男性の視点」と錯覚できるようなカメラワークを指します。その方法において、女性はしばしば単なる「男性を喜ばせる性的存在」として描かれます。その点女性は、女性が登場しないゲイポルノにおいてのみ自分を女優に投影せずに、ストレスなく性的な映像を楽しむことができるのです。
最近市民権を得てきた「BL(Boys Love)」文化も、この調査で説明がつくのかもしれません。これからのポルノ業界は、「男性目線」だけでなく「女性目線」のコンテンツを充実させていく必要がありそうです。
via: dailymail / translated & text by なかしー
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