「指輪型マウス」が机を巨大なタッチパッドへ
この指輪型マウスは、従来のマウスやタッチパッドと同じように機能します。
指輪を人差し指に装着し、人差し指で机をタップするなら、それは「左クリック」になります。
また中指でテーブルをタップするなら、それが「右クリック」になります。
ポインタを動かすのも簡単であり、従来のタッチパッドと同じように、人差し指をテーブルに置いたまま自由に動かすだけです。
スクロールも従来の方法と同じで、人差し指と中指を同時に上下に動かすだけです。
この操作を可能にしているのが、指輪型マウスに内蔵された「モーションセンサー」と「広角レンズ付きカメラ」です。
このカメラによって指の動きが検出されるため、いくらか制限もあります。
例えば、ユーザーは、指輪型マウスを右手か右手の人差し指に装着しなければいけません。
またカメラが指と机を見分ける必要があるため、照明が弱い場所や暗い色の机、大理石の机を避けなければいけません。
一方で、作業をスムーズに行うための要素は備わっています。
この指輪型マウスはキーボードの上では機能が停止するように設定されているため、指輪をはめたままでも、タイピング時に誤作動が生じることはありません。
また1時間の充電で、通常の作業であれば1日分の作業は十分行えます。
ノートパソコンとはBluetoothで接続されており、遅延はBluetoothマウスと同レベルです。
操作性もある程度良く、FPSなどの高い精度と低遅延性が求められるゲームは難しいものの、カジュアルなゲームのプレイや通常の仕事には支障はありません。
この指輪型マウスは、現在、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて支援募集中であり、259ユーロ(約4万3000円)の支援で1つ入手でき、2025年5月に出荷予定です。
従来のマウスから解放され、よりスマートな振る舞いとストレスフリーな作業を望む方は、チェックしてみると良いでしょう。
右クリックと左クリックは、どうやって区別するんだろう?