「レジ袋有料化」と「政策撤廃」の影響は?
今回、研究チームはテキサス州ダラスとオースティンにおけるレジ袋有料化と撤廃の影響を調べました。
その結果、レジ袋が有料になった後、人々はプラスチック製の袋をより多く購入するようになりました。
彼らは無料でレジ袋がもらえなくなったので、ゴミ袋として使用するための袋を追加で購入するようになったのです。
チェ氏はこの結果について次のように語っています。
「環境意識の高まりによるポジティブな効果を期待していましたが、実際にはプラスチック袋の購入が増加しました」
また調査により、「政策によって形成された人々の行動」は、政策が撤廃された後もしばらく継続すると分かりました。
人々は、レジ袋が無料に戻った後でも、引き続き多くのプラスチック袋を余分に購入していたのです。
そして政策が実施される期間が長ければ長いほど、撤廃後の行動への影響も長引くと判明しました。
例えば、ダラスでは5カ月だけのレジ袋有料化だったため、政策撤廃後、13カ月でプラスチック袋の購入行動が元に戻りました。
しかし、5年間有料化を続けたオースティンでは、政策撤廃後、18カ月経ってもプラスチック袋の購入量が元の水準(政策前のベースライン)に戻らず、研究チームによる分析が終了する時にも、ベースラインより38.6%高いままでした。
もちろん、「レジ袋有料化のメリットは全くなかった」と言い切ることはできません。
研究チームは「レジ袋有料化によって、マイバックを使用する習慣が人々に身に付いた可能性が高い」と述べています。
(ただし、これを証明するデータが得られたわけではなく、この行動の変化も撤廃後に徐々に元に戻っていくかもしれません)
では、増加した「ゴミ袋の使用」に対して、どのように対処すべきでしょうか。
研究チームの分析によると、ダラスでは7回の買い物で1枚、オースティンでは5回の買い物で1枚、それぞれレジ袋の使用を減らすことで、増加したプラスチック消費を相殺できると述べています。
ちょっとした行動の変化により、消費量を調整することは可能なようです。
とはいえ、国民全体でその変化を生じさせることが難しいのですが……
そしてチェ氏によると、今回の研究は、環境政策の意図しない結果についての理解を深めることに役立ち、レジ袋以外の分野にも適用できると考えられます。
例えば、アメリカなどいくつかの国では、清涼飲料などに対して、砂糖含有量に応じた税金「砂糖税(またはソーダ税)」が課されており、このような政策の導入と撤廃は、レジ袋有料化と同様の波及効果をもたらす可能性があります。
現在、日本では2020年7月以来、レジ袋有料化が4年以上続いています。
今後どうなるかは分かりませんが、この政策がずっと続くとしても、後に撤廃されるとしても、私たちの行動には、決して小さくない影響が及ぶことになります。
八王子市では、ごみ有料化をいち早く始めたかと思います。分別しますが、プラスチックは使用します。スパーレジでの袋の使用は、減ったかもしれませんが、使用を控えることはできません。買いものにはリックサックを使用しますが、これもプラスチック製品です。使用を控えるのがいちばんですが、ペットボトルなど少なくなることはないと思います。私自身はできるだけ買わないようにしています。しかし、現代社会が、これだけプラスチックに依存している以上、素材そのものが変わらない限り、環境汚染は変わらないのではないでしょうか?
レジ袋有料化が4年を経過したが、その結果はどうなったか、データとして示してもらいたい。
レジ袋の購入が増えたのが問題って、馬鹿なの?もらえなくなったから必要な人は買うに決まってるやん。有料になることで購入物の包装と一緒にそのまま捨てていた人が捨てなくなったり、マイバックを使用することで使わなくなったのだから消費量を減らすことに繋がっている。無料だったころに使用されていた全量(無料と購入合わせたもの)と有料後の購入量全量を比べないと意味ないのはあきらか。さらに無料から有料に戻っても購入量が減らないって、それは以前のように無料でもらうのを待たないで有料で買ったほうが袋の大きさが常に均一や買い物ごとに袋をきれいに残しておくとか気にしなくていいことが購入したほうが楽だと気付いた人が買うからやろ。水道ならほぼただなのにミネラルウォーターのよさに気づいて一度買ったら次から買うようになったのと同じ理屈。有料施策がダメだったと誘導したい記事にしか思えない。
無料レジ袋をゴミ袋に転用しなくなったので、プラ袋(ゴミ袋)を別途購入するようになった、と言う内容ですよ。
>無料レジ袋をゴミ袋に転用しなくなったので、プラ袋(ゴミ袋)を別途購入するようになった、と言う内容ですよ。
結局ごみ袋はいるんだからごみ袋を買って清潔なうちは買い物袋として使用して肉汁がこぼれたとかで汚れたらごみ袋として使えばいいだけでは?
タダで貰うよりは無駄遣いは減りそうな気がしますけど
日本だとレジ袋のままゴミに出しても収集車持って行ってくれないし
レジ袋の一番の害は、それを捨てるやつがいること。
町内会の掃除をしてると、コンビニ周りの公園とか排水溝とか、レジ袋の山だった。
レジ袋有料化で、明らかにそういうゴミは減ったので、自分としては割と賛成。
レジ袋有料化なんて、環境を盾にした増税だろ♪
レジ袋には♪万引き防止の効果も在るので、有料化すると万引きも万引き兎罪も増えて♪
店側の損失も増えるぞ♪
文化の全く違う他国での研究をそのまま日本の記事として落とし込むのはやめてほしいな。
例えば健康に関する研究の海外版はアジア人である日本人にほぼ当てはまらないのが分かってるから煽り記事になると一緒。
あくまで印象ですが
河川や町のあちこちで目立っていた白いレジ袋のゴミが、目に見えて無くなり美観向上しました
他のデータは分かりませんが、それだけでも有料化はやって良かった
そもそもな話、レジ袋は燃料代わりに出来るのだから、ダイオキシンが出ない高熱炉を普及させるべきだった。
心の底から思うのは、やる気のあるバカは国を滅ぼすということ。
自分は関係ないみたいなこと言ってたけど、政策を見直したり取りやめることが出来ない大臣なんて要らんわな。
小泉家は親父共々、日本にとって害悪でしか無い。
責任をとらせんとな…。
1998年位からレジ袋を余り貰わずに再使用する生活を続けているが、最近になって有料化の話で逆に無料でポリ袋を付けてくれる店を探す様になった。
貰うにしても追加料金が前提なので以前の様なレジで袋を断る事に対する優越感が無くなってしまい寧ろ消費を煽られて様な感覚すら在る。
抑、有料化の収益で不要レジ袋回収事業でも行わないと余り意味が無い政策の様な気もする。
先程の投降は途中で書き込んでしまったので、以下の投稿をお願いします。
無料ビニール袋の問題点は消費量だけでなく、ポイ捨てが最重要点だと思っていた。簡単に捨てやすいし、量的に多く、大きく広がり目立つし、あちこち飛んでいき取り除きにくい。ゴミは割れ窓理論での割れ窓の典型だが、中でもビニール袋は最悪の効果がある。外国人在留者増加では、ゴミ捨て問題での摩擦もよく言われる。
記事の最初の方を読んで、この点を書こうとしたが、ポイ捨て問題指摘が多く、流石科学系サイトは客観的な人が多いと感じました。
知らない人もいるのでしょうが、そもそもレジ袋というのはエコのエリートとして華々しく登場したんですよ。石油を精製する際に出るカスを有効利用して袋を作り、それをゴミ袋にすれば燃えるゴミがよく燃えて燃料削減にもつながったわけです。今は余分に燃料を増やして可燃ゴミを燃やしています。得したのは企業側で、環境関係ありません。CO2を出す国ツートップ、米中が本気出さなくては意味がありません。日本がシャカリキにがんばっても焼け石に水です。
セクシーな事に日本のリサイクルの大部分は、実質的には単なる焼却処理かゴミの海外輸出であり、国内での実質的な製品リサイクルは4%にも満たないです。
2023年の日本のプラスチックリサイクルの実態
総リサイクル量:690万トン
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実体:
焼却処理:73.6%
海外輸出:22.5%
製品化リサイクル:4%未満
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処理方法の内訳
製品化リサイクル:170万トン(25%)
国内処理:約17万トン(2.5%)
海外未処理輸出:約153万トン(22.5%)
原料化リサイクル:10万トン(1.4%)
焼却処分(燃料として):510万トン(73.6%)
実際に日本国内で製品として生まれ変わるのは:
製品化リサイクル(国内分):2.5%
原料化リサイクル:1.4%
合計:約4%未満