InstagramやSnapchatなどの写真アプリが、若者の精神障害や自尊心の低下を引き起こし、若者の健康を害してる可能性があるという論文がAmerican Medical Associationに掲載されました。
これまで、SNS上に投稿する自撮り写真を熱心に編集する10代の若者が整形手術に転じる例が報告されています。また、ボストンメディカルセンターは少女たちの多くが自撮りアプリで自分の嫌いな箇所を編集していると伝えています。
研究者らは、編集された写真に映る自分自身が通常の自分であると認識してしまい、現実とのギャップで健康へ悪影響が出ている可能性があると考えています。写真とは異なる自分の身体に嫌悪感を抱くようになり、身体醜形障害を引き起す可能性があると述べています。
アメリカで行われた世論調査では、顔面の形成外科の58%がここ30年の間に整形手術や顔面注射を受ける患者が増加していると述べています。また、整形外科医の42%が自撮り映えする顔やSNS上の別人の顔になろうとする患者に出会ったことがあると伝えてます。
ボストン大学のニーラム・ヴァシ氏は、「自撮り編集された自分になりたくて整形手術を求める人が現れています。このような現象は”自撮り異形症”と呼べます」と述べました。
論文著者らによると、今回のケースの解決策として整形手術は根本的な解決策にはならないと述べています。彼らは、認知行動療法などの精神的な介助を受けるように勧めています。
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via: MarketWatch, DailyMail / translated & text by ヨッシー