「いつも疲れている」のは、特定のビタミンが足りていないから!?

ビタミンDは、体内でカルシウムとリンの吸収を促進し、骨の健康を維持する働きを持っています。
また、免疫機能の向上や筋力の維持にも関わっており、脳内のセロトニン生成を助けることで精神的な安定をもたらします。
ビタミンDが不足すると、骨がもろくなるだけでなく、筋力の低下や免疫力の低下、さらには気分の落ち込みや抑うつ症状が現れることがあります。
しかし、アメリカ人の成人の約40%はビタミンDが不足していると言われており、私たちも気をつけなければいけません。
ビタミンDを摂取するには、鮭やサバ、イワシなどの青魚を食べることが効果的です。
また、きくらげやマイタケなどの一部のキノコ類もビタミンDを豊富に含んでいます。

ビタミンB12は、赤血球の生成を助け、神経系の機能を正常に保つ重要な栄養素です。
また、エネルギー代謝をサポートし、疲労感の軽減に寄与します。
ビタミンB12が不足すると、貧血や倦怠感、集中力の低下、神経障害としての手足のしびれが生じる可能性があります。
ビタミンB12は主に動物性食品に含まれており、レバーや赤身の肉、魚介類、卵、乳製品が良い供給源となります。
特にあさりやしじみはビタミンB12が豊富であり、定期的に摂取することで不足を防ぐことができます。
ベジタリアンやヴィーガンの人は、ビタミンB12が不足しやすいため、注意が必要です。
サプリメントやビタミン強化食品を活用するのも良い方法でしょう。
とはいえ、ベグダチェ氏は「実際の食品には、相乗効果を発揮する複雑な栄養素が豊富に含まれている」と述べており、「実際の食品に勝るものはない」と強調します。