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Credit: NOAA SWPC, GOES-16
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最強クラスの「太陽フレア」を観測!アメリカ全土で通信障害が発生

2025.04.02 12:00:29 Wednesday

最強クラスの太陽フレアが観測されたようです。

2025年3月28日、アメリカ航空宇宙局(NASA)とアメリカ海洋大気庁(NOAA)が共同運営する気象衛星「GOES-16」が、太陽から放出された強力な太陽フレアを観測しました。

これにより、アメリカ全土と南米の広い範囲で一時、通信障害が起こる事態に発展したと報じられています。

今回の太陽フレアはどれほど強力なものだったのでしょうか?

Powerful X-class solar flare caught on camera erupting from sun’s surface https://www.livescience.com/space/the-sun/powerful-x-class-solar-flare-caught-on-camera-erupting-from-suns-surface Surprise X-class solar flare from emerging sunspot triggers radio blackouts across the Americas https://www.space.com/surprise-x-class-solar-flare-triggers-radio-blackouts-americas

最強クラスの太陽フレアを観測、地球への影響は?

報告によると、太陽フレアが観測されたのは2025年3月28日午前11時20分ころのこと。

太陽表面の黒点領域「AR4046」から、強力なX1.1クラスの太陽フレアが発生しました。

これは太陽が今年の2月以来に放出した最初のXクラスの太陽フレアとなります。

Xクラスとはどれくらいのレベルかといいますと、太陽フレアはその強さに応じてA・B・C・M・Xの5段階に分類されます。

それぞれ一段階ごとにエネルギー量が10倍になり、Xクラスは5つのうちの最強レベルです。

さらにX1.0、X2.0のように数値で細かく分類され、その強さに上限はありません。

今回の太陽フレアは「X1.1」とされています。

これにより放出されたX線や紫外線が光速で地球に到達し、北米・南米・大西洋を含む広範囲で無線通信に一時的な障害が発生しました。

観測された太陽フレアの様子はこちら。

この現象を観測したのは、NASAとNOAAが共同運用する人工衛星GOES-16。

フレア発生の瞬間を記録した映像は、まさに太陽表面から光の閃光が弾け飛ぶような迫力に満ちていました。

フレアの直後には、太陽の大気から大量のプラズマが放出される「コロナ質量放出(CME)」も確認されました。

ただし、今回は黒点が東の縁に位置していたため、コロナ質量放出が地球にもたらす直接的な影響はないと考えられています。

とはいえ、この黒点AR4046は今後、太陽の自転により地球の正面に回ってくる見込みです。

そのため、今後数日の間に再びフレアやCMEが発生すれば、今度は地球が真正面から影響を受ける可能性もあります。

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