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Credit: canva
history archeology

8歳の少年が金属探知機で「19Cの失われた沈没船」を発見!

2025.05.16 12:00:36 Friday

「歴史的発見は必ずしもプロの研究者から生まれるとは限らない」

そんな事実を8歳の少年ルーカス・アチソン(Lucas Atchison)くんが世界に証明しました。

アチソンくんは2023年(当時8歳)に、カナダ・オンタリオ州の湖畔で、金属探知機を使って散策をしていたところ、地中から船のスパイク(釘)を掘り当てたのです。

調査の結果、この船の残骸は19世紀に消息を絶った帆船「セント・アンソニー号」の可能性があるとのこと。

もしこれが本当にセント・アンソニー号であれば、歴史的に価値の高い発見になるといいます。

 

8-year-old kid with a metal detector stumbles upon a 19th century shipwreck https://www.popsci.com/science/8-year-old-shipwreck-metal-detector-canada/ ‘I did not expect to find a shipwreck!’ says boy whose treasure is being excavated https://www.cbc.ca/news/canada/london/i-did-not-expect-to-find-a-shipwreck-says-boy-whose-treasure-is-being-excavated-1.7531183

誕生日プレゼントが歴史を掘り起こす

アチソンくんは2023年、カナダ最南端のオンタリオあるポイント・ファームズ州立公園家族訪れていした。

この場所はアメリカとの境にあり、五大湖の一つである「ヒューロン湖」が目の前に広がっています。

アチソンくんが手にっては、誕生ばかり金属探知機。

ピクニック気分で、なく砂浜スキャンていそのとき、探知が「ビーッと強い反応立てした。

そこでその場所を掘ってみたところ、つい1スパイク(釘)が見つかったといいます。

一緒に来ていた父親は「ただじゃない?留めせんしたが、アチソンくんず、さらに掘り続けました。

すると今度は、またスパイクそれが打たれた木材が現れたのです。

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発掘をするアチソンくん/ Credit: CBC News: The National

事態に、アチソンくんの父親もこれはただではないき、現場管理する州立公園職員報告。

その後、同公園が海洋遺産保護活動っているオンタリオ海洋遺産委員会(OMHC)」連絡しました。

アチソンくんの話OMHC考古学たちは、現場を本格的に発掘するための許可が下りるのを待った後、今年初めについに発掘作業を開始。

すると、何本ものスパイクが打たれた「ダブルフレーム構造」一部が出土したのです。

これ通常より頑丈スクーナー船(2マスト帆船)特有構造でした。

調査チームスケッチ写真記録取りながら船体全貌把握現時点では一部しかかっていませんが、これは1856沈没したれる「セント・アンソニー号」である可能性が主張されています。

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